2017-09

シャミセンガイの幼生


シャミセンガイの幼生
山口県長門市青海島 船越 2017年9月10日

憧れの人に出会ったような、古い友人に再会したような。

その日の朝、海に出かける準備をして機材よし、カメラよし、ダイコン(ダイブコンピュータ)よし、お財布よし。
さーコンタクトレンズつけて出かけましょっと、レンズのケースを開けると右目のレンズが保存液にちゃんと浸かっておらず端がカピカピになっていました。え~これまだ使えるのに。短期の使い捨てレンズなのでもちろん代わりはあるのだけど使用期間内なのに自分の不注意で新しいレンズ出すのが悔しくて、ちょっと保存液につけてから装着してみたけどやっぱり違和感があるのでしぶしぶ新しいレンズをつけて出かけました。はぁー新しいコンタクトレンズ、よー見えるわー。とぼやきながら。

浮遊生物が少なめでかなりクリアな青海島で、放散虫や微小クラゲをひとつずつ確認して泳いでいると、今までにない動きの生き物がいて釘づけになりました。すごく小さな透明のホタテ貝のようなものがパフパフ泳いでいました、これはもしかして・・・。

数年前、私の浮遊ネタ本とでも言いましょうか、写真ではなく図でプランクトンを紹介した本を見つけたとき、夢中でページをめくっていて、ある生き物の幼生の図に釘付けになりました。わー・・・面白い形(←そんな理由?)。
その生き物は「腕足動物 シャミセンガイ」でした。カンブリア紀から存在する「生きた化石」でもあります。
画像を検索してみても幼生の生態写真は出てこなかったので、「よし、これはいつか私が見つけよう。きっと見つけよう。」と決めました。自分の中に小さく決意の火が灯りました。

はたして、パフパフ泳いでたのはとーってもちいさなシャミセンガイでした。図の通りの姿ではなかったけれど、イメージしていたからそうかもしれないと思えました。目がゴロゴロするぅーなどと言っていたら見えなかったはず、新しいコンタクトレンズでよかったーアブネー。

青海島では私は親のシャミセンガイの姿を見たことがなく、分布域からも青海島で幼生の生態写真を撮るのは難しそうなのでいつかこの子を探しに旅に出てたいなと思っていました。

しゃみちゃん、ずっと探しに行かなきゃって思ってた。
何回も見た図と生きたしゃみちゃんの姿、憧れの人に出会ったような、古い友人に再会したような不思議な気分。
一瞬の出会いだったけれど、あきらめなかったから会えたんだ!
あきらめなければ、叶うこともあるのだ。
関連記事

ミノカサゴのカップル


ミノカサゴのカップル
山口県長門市青海島 船越 2017年9月9日

ダイビングを始めて一番最初に覚えたお魚、ミノカサゴ。
優雅なひれが美しくて、強烈な毒を持っているあたりもなかなかそそります。

後ろの個体をモデルにしてあれこれ練習してたら手前の個体がずいずい割り込んできて私を威嚇してきました。去年ミノカサゴに刺された私としてはあの痛みマジ無理、と後ずさりでした。その後も後ろの個体を撮ろうとするたびまたずいずい割り込んできての繰り返しでオスがメスを守っていたと思われます。・・・なんとうらやましい。
邪魔者は退散するしかないのでありました。
関連記事

クマノミの幼魚


クマノミの幼魚
山口県長門市青海島 船越 2017年9月9日

いやー、ほっとするね。
愛くるしい。

クマノミちゃんは最近ノリに乗っているジャパンマリンクラブ様に教えていただきました!
たかやんさまに見つけていただきました!
ありがとうございました~!
関連記事

何かのべりちゃん。


何かのベリジャー幼生
山口県長門市青海島 船越 2017年9月9日

露出を合わせる間もなく見失ってしまった気になるべりちゃん。

最初に見えたのは貝殻と6本のベーラム。
よくよく見ると貝殻は何かに覆われているような?

調べてみると異足類の成熟ベリジャーと特長が似ています。異足類とはクチキレウキガイやゾウクラゲたちが含まれる生物群でベリジャー幼生の時に持っている貝殻は大人になってしまうと消えてしまうものも多いようです。貝殻を覆う軟体部の表面の質感はゾウクラゲたちのお肌(?)を思い出させるけど、どうだろう。

ちらっと見かけただけなので結局これは何のこども分からないままだけど、クチキレウキガイやゾウクラゲの仲間の初めて見るステージだととっても嬉しいな。
大人になってもあんなにかわいいのだから、子供の時なんか超かわいいにきまっとる!
関連記事

星のような小さな生き物たち。

IMG_0267.jpg
放散虫(だと思う)の一種
山口県長門市青海島 船越 2017年9月9日

チクチク部分が長くて、星のオーナメントみたいな放散虫。
この頃は浮遊生物は少ないのだけど、放散虫や有孔虫はいろんな種がいることに気が付いた。
浮遊生物が増えてきちゃうとこういう「小さくて何となく時々見るやつ」的存在は見向きもされなくなってしまう。
水もきれいな今のうちにあんなのもこんなのも小さな星の姿を集めておこう。
気持ちの中のBGMはきらきら星変奏曲。
次々に現れる今まで気づかなかった小さな星たちに集中していると、顕微鏡をのぞいているような、望遠鏡をのぞいているような、不思議な気持ちになってしまう。
IMG_0269.jpg
関連記事

«  | ホーム |  »

プロフィール

kumi

Author:kumi
水中写真を中心に、山口県長門市青海島周辺を紹介していきます。

カテゴリ

未分類 (75)
魚 (239)
浮遊 (198)
頭足類 (61)
ワイド (14)
浮遊貝類 (93)
ウミウシ (30)
クラゲ (118)
幼魚 (68)
甲殻類 (125)
海藻 (11)
陸 (19)
Sweets (2)
読書感想文 (2)
長門 (5)
tweet (56)
貝 (8)
story (4)
謎の生物 (4)
Reboot! (0)
図書館展示記録 (5)

月別アーカイブ

最新コメント

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム